ゴミ屋敷になってしまうのはなぜ?ゴミを放置する危険性
テレビでゴミ屋敷のニュースなどを見たとき、多くの人は対岸の火事だと思って他人事のように見ているだけでしょう。しかし、自宅がゴミ屋敷になってしまう可能性は誰もが持っています。ゴミ屋敷になってしまう要因をいくつかご紹介しましょう。
- 片付けが苦手であり、散らかっていても抵抗がない
- モノを捨てるのが苦手で、すぐその辺にしまってしまう
- 毎日が忙しく、片付ける時間がない
- 怪我や病気をしたのを機に片付ける体力がなくなってしまった
- 高齢で足腰が弱くなり、片付ける元気も体力もない
人からやたらとものをもらう性分の人がいますね。そしてこういうタイプはものを捨てられない性質であることも多く、この2つの性格が重なると家のものは増える一方です。このような性格による要因の他に、怪我や病気、加齢といったことが要因となってゴミ屋敷への道を進んでしまうこともあります。
ゴミ屋敷は1日にして成らず、毎日の積み重ねによって出来上がるものですが、気づいたときにはもう後戻りできなくなっているもの。ゴミ屋敷が完成してしまってからは、その途中よりもさらに手がつけにくい状態になってしまっていますが、これを放置すると害虫やネズミ、悪臭、カビの発生、火災のリスクなど、居住者のみならず近隣にもあらゆる危険を及ぼすことにもなりかねません。
こんな状態なら、迷わず業者に見積りを
いくら一念発起したとしても、もう自分だけではどうにもならないことはあります。ゴミが天井近くまで積み上がって入れなくなっている部屋が1つでもある、水回りが使用できなくなっている、最低でも2〜3日まとまった時間を取ることが不可能、といった場合には、業者に依頼しましょう。
自分の家がまさか「ゴミ屋敷」になっているということを自分でも認めたくない、ましてや近隣には絶対に知られたくないという気持ちは誰もが持っていることと思います。他人に知られるのがイヤで業者にもなかなか依頼できない、という人も多いかもしれません。でも、不用品回収業者の中には「ゴミ屋敷パック」を提示しているところも多いのです。もはやゴミ屋敷は社会現象の1つと思って、ここは恥ずかしがらずに1日も早く手を打ちましょう。
家がキレイになったら、暮らしはもちろん性格や考え方まで変わってきます。自分に自信を取り戻すためにも、まずは業者の手を借りて再スタートの日を迎えることを強くおすすめします。
ゴミ屋敷の片付けの費用相場は?
では、ゴミ屋敷の片付けを不用品回収業者に依頼した場合の費用相場を、片付けが必要な家の広さ別にご紹介してみましょう。
- 間取り
- 費用相場
- 作業人数/作業時間
- 1R/1K
- 30,000〜80,000円
- 1〜2名/1〜3時間
- 1DK
- 50,000〜120,000円
- 2〜3名/2〜4時間
- 1LDK
- 70,000〜200,000円
- 2〜4名/2〜6時間
- 2DK
- 90,000〜250,000円
- 2〜5名/2〜6時間
- 2LDK
- 120,000〜300,000円
- 3〜6名/3〜8時間
- 3DK
- 150,000〜400,000円
- 3〜7名/4〜10時間
- 3LDK
- 170,000〜500,000円
- 4〜8名/5〜12時間
- 4LDK以上
- 220,000円以上
- 4〜10名/6〜15時間
ゴミ屋敷と言っても、ゴミの量や状態によって、片付けにかかる労力や人数は変わってきます。上記はあくまで目安として考え、実際に依頼するときは見積りを取ってもらってから決めるようにしましょう。
まずは見積りを取ろう
不用品回収業者によっては、部屋の広さやゴミの量によって細かく料金設定を行うところもあれば、軽トラパックや2tトラックパックなどのように、不用品の量については車両に積める分ならいくらいでもOKといったように、パック料金で対応しているところもあります。特にゴミ屋敷パックなどを行っているところなら、作業自体に経験値があるため、実際に行ってみて作業後に料金を加算された、といったことも少ないでしょう。
いずれにしても、恥ずかしがらずに複数社に訪問見積に来てもらった上で、比較検討して決めるのがベストです。